ツキノヤ

日々、地道に落ち着いて育ててゆくことなど。グレーゾーン、「気になるタイプ」の早生まれ新小5と暮らしています。

5月の読みメモ

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:2811ページ
ナイス数:381ナイス

刑務所いたけど何か質問ある? マンガ版『刑務所なう。&わず。』完全版【文春e-Books】刑務所いたけど何か質問ある? マンガ版『刑務所なう。&わず。』完全版【文春e-Books】
読了日:5月31日 著者:原作堀江貴文,漫画西アズナブル
皮膚感覚と人間のこころ (新潮選書)皮膚感覚と人間のこころ (新潮選書)感想
案外、文学作品からの引用も多い。境界としての皮膚。力不足で今回はきちんと読めていないのだけど、また読み直したい1冊。他の感覚と比較したときの、皮膚感覚の独特さなど。
読了日:5月31日 著者:傳田光洋
発達障害の子どもと生きる (幻冬舎ルネッサンス新書(ま-4-1))発達障害の子どもと生きる (幻冬舎ルネッサンス新書(ま-4-1))感想
就労に向けて、発達の各段階からできること、取り入れられそうな環境や支援についての現実的なガイド。ライフキャリアの構築という長い期間を予め見据えた視座から学ぶものもある。ただ、うまく就労できたとしても就労が自己肯定感向上を確約するかどうかは、また別のお話なのかもしれない。たとえば時給¥50の就労で社会との接点を持てたことに喜びを見いだせるのかどうかは、就労以外の場面での肯定感の度合いに影響を受けるのではないかな、という気もしてくる。定型発達のひとが就労さえすれば自己肯定できるわけでもないのと同様に。
読了日:5月29日 著者:松為信雄
一週間フレンズ。(1) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。(1) (ガンガンコミックスJOKER)感想
月曜日になると友達との楽しかった記憶がリセットされてしまう女の子と、彼女と友達になりたい男の子の話。アニメ化もされたようです。親しい関係において記憶を拠り所にしたい気分は、よく見られることだけど。長谷くんは彼女の記憶が戻ることに期待を掛けすぎていて、香織を追い詰めそうで心配になる。ただ微妙な気配を感じとる敏感さもあるので、そこから変化が生じるのかなという予感もある。親しさの根拠を記憶という過去の実績にもとめるのか、ゆるゆるとした気配ーーラポールのようなものにもとめるのか、というとこ、続巻が楽しみ。
読了日:5月28日 著者:葉月抹茶
聖☆おにいさん(10) (モーニングKC)聖☆おにいさん(10) (モーニングKC)感想
表紙が様変わりしていたので手にとってしまった。笑いは癒しだなあ。単純な感想だけど、そう単純に楽しめるのは好いものだよなあ。慮りが笑えにつながっていくの、懐かしい香辛料のようだと思う。
読了日:5月27日 著者:中村光
草子ブックガイド(1) (モーニングKC)草子ブックガイド(1) (モーニングKC)感想
家にも学校にも居場所を感じられない草子(中2)は、本を読んでいるときにだけは自由を感じ不安なしに想像を広げることができる。自分の芸術を追い求めるために家を出た母は、草子が幼い頃には本を読んでくれた。母の残した本を読むと当時のように安堵できるのかもしれない。また気に入りの古本屋では本を借りて感想のブックガイドを書いている。本の世界を漂流することで強さと居場所に近付ける気がしている。本の中で他者と出会うことが地に足のついた強さを養うのだろうか。  登場人物みなが弱さを抱えているのも魅力的。
読了日:5月25日 著者:玉川重機
無能の人・日の戯れ (新潮文庫)無能の人・日の戯れ (新潮文庫)感想
初出は`75~`86年の短編集。雇われもせず引きこもりもせず、社会の大きな変化にも疎く、ヒモをやったり漫画を描いたりカメラを売ったりする男の細々とした暮らしの漫画。主人公の男はその暮らしぶりを気に入っているのか、妄想に駆られることもなく気儘なようにも見えてくる。気だるく質素にゆったりと流れる時間。バブル経済の頃に発表された作品もある、当時どれだけ異質だったのか。昭和を眺める味わいーー広がる野っぱら、壁のはがれたアパート、木造住宅の数々、舗装される前の道路、庭先の小さな濡れ縁、畳の部屋、陰の濃さ。
読了日:5月25日 著者:つげ義春
クレージイ・ドクターの回想 (文春文庫 113-2)クレージイ・ドクターの回想 (文春文庫 113-2)感想
なだいなださん初読み。初出はオール読物、昭和40年。軽妙な話術、簡潔な文体、それでいて味わい深い。精神科医の公私まじえての日常についてのエッセイ、あたたかみも生身らしさもある語り口が好い塩梅。『苦笑いというもの』現実は論理の前にあって、論理は矛盾する、その矛盾を含めてなお愛すべきこの世界、などと思うときに彼の苦笑いは浮かんでくるのではないかしら。楽しかった、黄泉ながら年甲斐なく何度も声に出して笑ってしまった1冊。
読了日:5月24日 著者:なだいなだ
自閉症という謎に迫る 研究最前線報告 (小学館新書)自閉症という謎に迫る 研究最前線報告 (小学館新書)感想
自閉症スペクタクルについて書かれた本であり、彼らとのかかわり方や傾向が発達に与える影響などについても具体的に記述されています。  自分のできることへの自信を保てていれば、できていない部分や限界についても自信をもって判断できる、そのような自己肯定感が必要だと書かれています。異質であったり揺らいだりしても自己肯定感を保ち、こだわりというエネルギーを封じ込めて殺してしまわないで現実の生活と出会わせてゆくことが重要となるようです。楽勝じゃなくても、失敗があっても安心して味わって実際の生活をするよな方向でしょうか。
読了日:5月22日 著者:
マギ シンドバッドの冒険 3 (裏少年サンデーコミックス)マギ シンドバッドの冒険 3 (裏少年サンデーコミックス)感想
息子(10)が貸してくれたので読みました。  自然の楽園のようにも見えるけど生きるか死ぬかのダンジョンの不気味さ、そこで何を考えているのか・どれだけの戦闘能力があるのか不明な追っ手とも闘うって、このジャンルには詳しくないので的外れこもしれないけど、てんこ盛りな印象を受けました。ヒナホホさんがセクシーにカッコよく見える大コマもあり、想定外な人物にときめきましたよ。  
読了日:5月21日 著者:
モルヒネ (Feelコミックス)モルヒネ (Feelコミックス)感想
幼い頃に母が湖で死んでから死に憧れ続け「いつでも逝ける」と医師になり、多忙な日々のなかでは喜びも痛みも感じないよう心を「暗い水底」にしずませている真紀(31)が、余命2ヶ月のピアニストのヒデとホスピスで再会するところから物語は始まる。安心できる情緒的なかかわりを、ただ受けとるばかりで自分からは働きかけることのないナイーブな真紀。主人公真紀の記憶や不安によって話が展開するので、真相は不明なのだが、情緒的なつながりを通じて日常のなかに自分の過去から未来までを招き入れていく勇気の欠片を感じて、読後は爽やかかと。
読了日:5月19日 著者:斉木久美子
ADDとADHD―症状をコントロールしよう (10代のメンタルヘルス)ADDとADHD―症状をコントロールしよう (10代のメンタルヘルス)感想
アメリカで出版されたADDとADHDの10代のための本。オールカラーで数十頁のコンパクトな本ながら、症状の問題点とよい点、家族や自分に偏見を持たないでいられるような説明、投薬とその他の治療方法、法的・民間で得られるサポートなどについて纏まっている。自尊感情を保護し、自分の人生と暮らしをより危なげなく生きていくための教科書。診断をするのはプロ、と明記されているのも配慮を感じる。うつなどの二次的な障害を予防することの重要性が感じられてくる。 2005年。あとがきで日本の場合についても書かれている。
読了日:5月15日 著者:ジュディスピーコック,汐見稔幸
星屑の少年たちへ(1) (アクションコミックス)星屑の少年たちへ(1) (アクションコミックス)
読了日:5月14日 著者:郷田マモラ
星屑の少年たちへ(2) (アクションコミックス)星屑の少年たちへ(2) (アクションコミックス)
読了日:5月14日 著者:郷田マモラ
精神科医がこころの病になったとき精神科医がこころの病になったとき感想
フランスの精神科医や心理療法士たち21人の、自身のこころの病になった体験や扱ったケースに触れつつの、アドバイスやセラピー観の自己開示などが束ねられたエッセー風の一冊。異常心理などの衝撃的な内容はなく、人生で遭遇しやすいこころ揺らぐ状況のことが中心となっている。投薬や検査についての記述がないことに精神科医のイメージと違うと感じたのですが、監訳者あとがきによると「フランスでは〈心理療法〉を中心にして〈薬物療法〉を併用することが多い」のだとか。セラピスト側の自己開示には、神格化から離れられる効果があるのかも。
読了日:5月4日 著者:
スマホユーザーのための海外トラベルナビ グアムスマホユーザーのための海外トラベルナビ グアム感想
近日、グアムに行く予定があるのに、まったく準備も計画もない状況。ググるのも無駄に時間を費やしそうなので、全体的にサクッとイメージをつかめればよいかなと安価なkindle本をば。概要が一冊にまとまってるのはラクではあるかな。スマホユーザーのための、というのはレンタルWiFiへの誘導でもありました。
読了日:5月3日 著者:海外トラベルナビ編集部

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